この記事で解決できるお悩み
不動産業界に転職したいんだけど宅建って取っておいたほうがいいの?
という疑問にお答えします!
WEBライターあきらについて
不動産営業として12年間働いていました。
筆者の紹介
- 約1500名の顧客と商談
- 不動産会社の採用担当も歴任
- 売買仲介、賃貸仲介、売却提案、賃貸マンション管理を経験
- 宅地建物取引士
- 賃貸不動産経営管理士
- 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
【宅建を取ると人生変わる?】結論!宅建の資格を取っただけでは人生は変わらない!でも…
宅建の資格を「取っただけ」では人生変わりません!
でも!明らかに他の人と差別化できます!
僕は人生変わりました!
というのも、宅建は不動産業界に転職するのであれば取るべき資格です
ほぼメリットしかありません。
特に宅建は司法書士や行政書士のより難易度が低いのに、役に立つ資格なのでコスパが良いのです。
【各資格の合格率と受験資格、目安の勉強時間】
資格名 | 合格率 | 受験資格 | 勉強時間 |
司法書士 | 4〜5% | なし | 3,000時間 |
不動産鑑定士 | 5%前後 | なし | 3,000時間 |
社会保険労務士 | 6%前後 | あり | 1,000時間 |
行政書士 | 10%前後 | なし | 800時間 |
マンション管理士 | 8〜9% | なし | 500時間 |
宅地建物取引士 | 15〜17% | なし | 300時間 |
2級ファイナンシャルプランナー | 40〜50% | あり | 300時間 |
【宅建を取ると人生変わる】宅建を取るメリット9選
メリット9選
- 宅建士だけができる業務が多い
- 資格手当がもらえる
- 会社内での立場が強くなる
- お客様からの信頼を得ることができて売上が上がりやすい
- 自信がつく
- 他の業種にステップアップしやすい
- 独立しやすい
- 副業できるジャンルが多い
- 何歳からでもやり直せる
宅建を取ればこれだけのメリットがあります!
しかも宅建は生涯有効ですので、一度頑張ってしまえばそれでOK。
試験は簡単じゃないですが、人生を変えたいなら歯を食いしばって頑張ろう!
ここからはそれぞれのメリットについて解説していきます。
宅建士だけができる業務が多い
不動産会社を利用して不動産を購入、売却をする場合は宅建士が必要です。
- 契約締結前の重要事項の説明
- 35条書面(重要事項説明書)への記名
- 37条書面(契約書)への記名
不動産の売買契約をする場合、上記が必要なのですが、不動産のプロである宅建士が責任を持って業務にあたらなければいけないのです。
これは「宅建業法」という法律で定められています。
不動産取引の中に宅建士しかできない業務があるので、重宝されます。
資格手当がもらえる
ほとんどの不動産会社では資格手当という手当が存在します。
これは簡単に言うと、宅建の資格を持っている人の給料に手当を上乗せしますよというもの。
一般的には月額2万円〜3万円が相場です。
たまにそれ以上に手当がつくところもあるので探してみると良いかも。
実際、資格手当がある企業に就職することを考えると、宅建はスクールに行ってサクッと取るのが望ましいです。
オンライン講座であれば5万円ほどからあるので、2ヶ月もあれば回収できる計算です。
ここだけの話、私は宅建を取るのに4年かかったので、今なら絶対スクールに通います。
会社内での立場が強くなる
不動産の取引をする不動産会社では、専任の宅地建物取引士を事務所ごとに従業員の5人に1人はおかないといけません。
(宅地建物取引業法15条第1項)
この時代、社内で宅建士が溢れるほどいる企業はそう多くありません。
法律で事務所に一定数の宅建士をおくことが決められている不動産業では、宅建士は貴重な人材というわけです。
実際に私が働いていた企業では、宅建士が法定人数のギリギリしかいないところばかりでした。
宅建士は引く手あまたなので、大手企業に流出して中小企業には人材が回ってこないのです。
お客様からの信頼を得ることができて売上が上がりやすい
宅建という資格はかなり知名度が高いです。
しかも持っていると「信頼できる」「安心感がある」というイメージが強いのでお客様からの信頼を得やすいです。
特に営業職を始めたての頃は、営業スキルがどうしても足りません。
ですが宅建を持っていて、その知識をお客様にアピールできれば新人営業マンでもある程度の信頼を得られるのです。
つまり、宅建を持っているか持っていないかではスタートラインが明らかに違うのです。
自信がつく
宅建士は国家資格です。
他の難関資格よりハードルが低いとはいえ、約300時間の勉強はかなり辛いです。
さらに、今までまともに勉強をしてこなかった人にとっては、宅建を取ることは恐ろしく高い壁でしょう。
ですが、人生を変えるつもりで資格を取れれば、かなりの自信になるはずです。
不思議と自信は顔や言動に表れるので、宅建を取ってから自然と売上が伸びていく人が多かったです。
一度勉強する習慣が身に付けば、他の資格にもチャレンジしたくなります。
試験勉強が終わって勉強しなくなると、不安に思えてじっとしてられなくなるのです。
このサイクルが【人生が変わる】と言われる理由の1つです。
他の業種にステップアップしやすい
宅建で学ぶことは他の仕事ともリンクしてきます。
不動産業界は仕事柄色々な業種との繋がりができるので、その経験を活かしたステップアップも目指せます。
- 建設業
- 建築士
- ファイナンシャルプランナー
- 土地家屋調査士
- 行政書士
- 金融業(特に住宅ローン専門の金融機関)
- 保険業(損害保険や生命保険)
- 飲食産業や小売の店舗開発やコンサルティング
自分のキャリアアップを見越して、計画的にやりたいことのステップを踏むのも良いでしょう。
独立しやすい
宅建を持っていれば独立することのハードルが下がります。
先述しましたが、不動産会社では専任の宅地建物取引士を事務所ごとに従業員の5人に1人はおかないといけません。
(宅地建物取引業法15条第1項)
つまり、自分が専任の宅建士になれば1人でも仕事ができます。
集客のノウハウや、他の不動産会社との繋がりがあれば1人でも十分に儲けられる世界です。
不動産業界で独立を目指すのも1つのプランですね。
ちなみに2020年のデータでは、不動産業の法人数は353,448社で全産業(2,846,147社)の12.4%と1割超を占めています。
それだけ不動産業界は資本金が少なくても参入しやすい業界なのです。
副業できるジャンルが多い
宅建を持って経験を積めば本業以外での活躍の場が広がります。
- 宅建の独占業務の代行
- WEBサイトの運営
- 不動産取引のための調査
- 不動産系案件のWEBライター
実際に私は1、2、4をして報酬を得ています。
1と2は以前勤めていた不動産会社から依頼を受けているのです。
1と2の業務は見ず知らずの人には頼みにくいので、一度依頼を受ければ長期で受注できます。
4は「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのクラウドソーシングで受注できるのでハードルが比較的低い副業の1つですよ。
何歳からでもやり直せる
不動産営業時代にたくさんの社長さんとお会いしましたが、60歳を超えて宅建免許を取り第二の人生を楽しんでいる人がいました。
宅建さえあれば、独立することのハードルは低いので、今すぐ不動産業界に転職しない人でも宅建を取っておく意味はあります。
それまで全く違う業種だった人が、宅建を活かしてバリバリ働いている姿に感動したのを覚えています。
【宅建を取ると人生変わる】デメリット2選
宅建を取ることはいい事だらけですが、あえてのデメリットはこの2つでしょうか。
- 資格を取得するための勉強が大変
- 資格取得後、5年毎の更新に費用がかかる
資格を取得するための勉強が大変
国家資格の中でも簡単な方だと言えども、目安の300時間勉強するのは非常に辛いです。
しかも仕事の合間の勉強となると、さらにハードルが上がりますね。
私は独学で4年かけて取りました。
ただ、独学で4年間ダラダラ勉強するより、先述した通り半年だけスクールに通って本気で勉強する方が絶対に近道です。
授業料は、宅建資格手当で数ヶ月で回収できることを考えると間違いなくお得です。
資格取得後、5年毎の更新に費用がかかる
宅建は生涯有効です。
しかし、宅建士証は5年に1度更新しなければいけません。
簡単にいうと、宅建士の資格を使って仕事をするためには更新をしなさいということです。
更新の費用は都道府県によって違いますが、講習の受講料と発行手数料を合わせて15,000円〜20,000円程度必要です。
実際に体感したこと
12年間の不動産営業の中で宅建を持っていて一番感じたことは、お客様からの信頼度をより得られたこと。
せっかく夢を持って不動産業界に飛び込んできたのに、お客様の信頼を得れず成果も挙げられず辞めていく人をたくさん見てきました…。
もちろん宅建を持っていなくてもお客様の信頼を得ることは可能ですが、人は「資格」という根拠となるものがあれば信頼するのものなのです。
宅建を取得したことで資格手当をもらえるようになりましたが、それよりもお客様の信頼を得れて仕事で成果を挙げられたこと。
ここで人生が変わったなと感じました。
まとめ
【宅建を取ると人生変わる】メリット9選
- 宅建士だけができる業務が多い
- 資格手当がもらえる
- 会社内での立場が強くなる
- お客様からの信頼を得ることができて売上が上がりやすい
- 自信がつく
- 他の業種にステップアップしやすい
- 独立しやすい
- 副業できるジャンルが多い
- 何歳からでもやり直せる
冒頭でも伝えた通り、宅建資格を「取っただけ」では人生は変わりません。
宅建はあくまできっかけの1つにしか過ぎませんが、明らかにスタートラインが他の人とは違います。
この記事を読んで人生を変えたいと思ってくれたのなら幸いです!